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日記
『秋は夕暮、冬はつとめて。』 日付:2012-11-15
皆さんもご存じのように、春はあけぼの…から始まる、清少納言の『枕草子』です。

秋は夕暮れの時刻がよい。

夕日が差して、山の端がとても近く見えているところに、カラスが寝床へ帰ろうとして2羽4羽、2羽3羽などと、飛び急ぐ様子さえしみじみとものを感じさせる。

ましてや雁などが連なって飛んでいるのが小さく見えている様は、とても趣深い。

日が沈みきって、風の音、虫の音など、聞こえてくるさまは、完全にいいようがない。


冬は早朝がよい。

雪が降った時はいうまでもない。

霜がとても白いのも、またそうでなくても、とても寒い時に、火を急いで熾して、炭をもって通っていくのも、とても似つかわしい。

昼になって、寒さがゆるくなってくる頃には、火桶の火も、白い灰が多くなってしまい、よい感じがしない。


日本の四季の一番良い所を紹介してくれているのですが、私は、なかなか清少納言のように冬の早朝にゆっくりと風情を感じる事が出来ません。

布団の中から出るのに一苦労しています。これでは、風情も何もあったものではありません。


ですが、昨日とても心の残る一瞬がありました。


昨日の夕方、雨が降ってきました。

何となく外を覗いたら、空に大きな虹がかかっています。

カメラ!!!と思い、何度もシャッターをきったのですが、上手く撮れずに虹は消えていきました。

とても大きな虹でした。伝えられないのがとても残念ですが、私の心にしっかりと残り、大きなエネルギーになりました。

皆さんの心に虹がかかる事を願いながら、心の迷いを聞かせて頂きたいと強く思いました。


これからも、よろしくお願い致します。


明日加