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日記
東田 笙甫
東田 笙甫の日記
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『日常生活と方位の色』 日付:2016-09-02
方位の東西南北には色が決まっていて方位は季節を象徴する色があります。
東は青、西は白、南は赤、北は黒です。大相撲は今でもこの伝統がそのまま残っており
土俵の四方を青房、白房、赤房、黒房と呼んで色分けをしています。
私達の日常生活にもその名残が有ります

葬儀には白と黒の幕が使われています。これは人の死(北は黒)(西は白)なぜ西かと言いますと太陽が西に沈む事を象徴し西は西方極楽浄土(さいほうごくらくじょうど)
と言って死者は西におさまります。西の遥か彼方に極楽浄土があると言うのが仏教の教えです。余談ですが仏壇の背を西側にすれば、西を向いて拝む事になり、お寺の本堂は東南の方位に設けられている事が多く、お寺に来た人は西の方位を見ながら、僧侶のお経を聞く事が出来る様に壇がつくられています。

お祝いの幕は赤と白の幕で、物事が実る(南は赤)収める(西は白)の意味です。

園遊会の幕は青と白(東は青)で、物事の誕生から成育を意味しています(収める白)。例えば「草木が青々と茂る」や、年が若く未熟な人を示す「青二才」などです。
皇太子殿下のお住いは、東宮御所(とうぐうごしょ)と言いますが、これは東が春を意味し、易学で春は長男を象徴します。東宮(とうぐう)と書いて、はるのみやと読みます。また南の季節は夏を象徴し燃え盛る赤い太陽です。

四方にはそれぞれ守り神が住んでいます。「四神」(しじん)と言って東の青龍(せいりゅう)南の朱雀(すざく)と言えば京都の御所の南を走る大通りの事を朱雀大路と言います(朱雀の朱は赤、赤は南で季節は夏)。西の白虎(びゃっこ)北の玄武(げんぶ)は岩の名前で、この名前を聞くと思い出すのが白虎隊です。

白虎隊は当時の会津藩で年齢別に編成されていた部隊です。15~17歳の予備軍
朱雀隊は18~35歳、青龍隊は36~49歳、玄武隊は50歳以上から構成されていました。
方位は自然界の法則や神と強い結びつきがあり、また水引の色や本当の意味はここからきました。

※風水は気学に基づいたもので良い気の集まる場所を見つけ出す方法を生まれ年によって
運勢や方位を占うもので風水の色とは関係ありません。