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日記
東田 笙甫
東田 笙甫の日記
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『10月は神無月』 日付:2016-10-01
神無月とは神様がいない月と書きます。
現代のカレンダーでは10月を神無月(かんなづき)と言います。しかし島根県の出雲では旧暦の10月を「神在月」(かみありづき)と言います。「日本書記」によると、この日本の国造りをされた出雲大社の大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は天降(あまくだ)りされた皇孫(こうそん)
(皇室)に国譲りをされ現世の祭り事を皇孫が治められ神事は大国主大神が治める事になりました。大神様が目には見えない神のなせる事から神集いの伝承が生まれ旧暦の10月に全国から八百万の神々が集まります。他の地域には留守神様以外の神様不在になる為「神無月」と言いますが出雲には神々が
いらっしゃる為、文字通り「神が在る」で神在月と言います。

旧暦の10月10日の夜、出雲大社の西、稲佐の浜において神迎神事が行われ龍蛇神の先導の元、八百万の神々は出雲にお着きになります。それより1週間、出雲大社に集まった神様は「神議」(かむばかり)と言う会議をします。神在月の出雲は
例えるなら国会期間中の本会議場で大切な全ての人や物、出来事などの結びつけについて神様達が話し合いをしています。そのため大きな音で拍手をする事は会議の邪魔になってしまい神在月の間、古くから出雲では拍手の際に音を立てないと言う作法も有りました。

参拝の順路として勢溜の鳥居(二の鳥居)これより先が境内となり一礼をします。
参道の中心は神様の通り道とされ左端を進んで行きます。

手水舎の作法は
@手水舎で口と手を洗い清めます。
A柄杓(ひしゃく)を右手で持ち左手にかけます。
B柄杓を左手に持ち同じ様に右手にかけます。
C柄杓を右手持って左の手のひらで水を貯めて口をすすぎます。
D再度水を左手にかけて清めましょう。
E柄杓を右手に持ったまま縦に立て握った柄の部分を流して清めてから伏せて置きます。

御本殿で二拝四泊手一拝  (一般的には二拝二泊手一拝)ですが出雲大社だけ違います。

神在祭の期間 旧暦の10月10日〜17日(平成28年11月9日〜16日)まで

●11月9日(水)神迎神事(かみむかえしんじ)神迎祭(かみむかえさい)19時〜
●11月10日(木)神在祭(かみありさい)9時〜
●11月10日(木)龍蛇神議大祭(りゅうじゃしんこうたいさい)11時〜
●11月14日(月)縁結大祭1日目(えんむすびたいさい)10時〜
●11月16日(水)縁結大祭2日目(えんむすびたいさい)10時〜
●11月16日(水)神等去出祭(からかでさい)16時〜
期間中の11月10日〜11月15日間17時〜夜神楽祈祷(神在期間中の毎晩、人のご縁を結ぶ祈祷が行われています。
旧暦の10月17日には神々が出雲大社をお発ちになります。

※恋人が結婚相手かどうか迷う事が有れば一度、出雲大社に出向いて下さい。
直ぐに答えが出ます。

恋人がいない人も御縁を結んで貰えます。
日本全国の神様がいる出雲大社で。