私は、鑑定をさせていただく時に、
生年月日と生まれた時間、
生まれた場所をお聞きします。

そんな相談者の方から、
ご質問をいただきます。

「同じ日、時間に生まれた人は
同じ運命ですか」

確かに、同じ日生まれは、
同じ星の配置になってしまいますが、
生まれた時間によって、
運命は、バラエティー
に富みます。


中国の古い故事に、
その答えがあります。

明の朱元璋という人は、
６歳のとき占ってもらいました。
そして未来は、皇帝になる
と告げられます。
そして、本当に皇帝になります。
占った占い師は、側近の大臣
になりました。
そこで、自分と同じ時間に
生まれた人を３年かかって
探します。
ひとり見つかります。
その人は、ハチ飼いになっていました。
皇帝は広い土地と人を管理します。
ハチ飼いは、多くのハチを
管理しています。
生き物を管理するという視点
でみれば、ふたりは同じ運命です。

星回りや星の配置が同じでも、
育った環境、両親、遺伝、
出生地、姓名でも、
運命に変化は起きるわけです。

でも、運命の流れは
よく似ています。


「星回りのよさを、
本当に表現できる人は、
同じ時間に生まれた人の中で、
ひとりかふたりしかいません」

天賦を知る
天命を知る

といったところでしょうか。
これもとても納得できますよね。

同じ星回りで、最高潮までいけば
こういう可能性もある、
という鑑定をします。

でも、天賦、天命を知るです。
生き方の選択や表現の方法はその方次第、
星の環境通りであるかぎり、
充足感も同じように得ることができます。

人それぞれです。
天命を知り、天命にしたがって、
行動することで、自然と、
進むべき正しい道が開かれます。



青龍子