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日記
青龍子
青龍子の日記
■記事一覧■
2024年6月の日記はありません。
『これからの時代=資本主義が崩壊する日』 日付:2017-05-03
読み放題、聴き放題、ビデオ見放題の
激安定額サービスがどんどん広がっています。

インターネットさえつながっていれば、、、

何十万曲という、
一生かかっても聞ききれない曲を
聞けるんだから、、、

もはや、

“だれも買わない”

ということになります。


YouTubeへいけば
いいだけです。




10年も前から、
言われていたことですが、


現実として

「全ての情報はタダに」

なりつつあります。

限りなくタダにです!


これは、もう…

「資本主義社会の崩壊」です。



これからの時代を表すキーワードは、

「持続可能(サスティナブル)」な

社会です。


再生可能エネルギーだってそうですが、

突き詰めると、

持続可能というのは、
どんどん無料化になっていく
社会だとおもいます。

再生可能エネルギーだって、
最初は設置にお金がかかるけれど、

ある一定ラインを超えたら、、、
“利益”しかありません。

利益が増えるということは、
競合が増えていけば、

やがて、、、
タダに限りなく近づいていきます。



原価がかからないから、
利益が高いのだから。

2代前の日銀総裁の福井さんが言うには、

ITとインターネットは
人々の生産性をあげなかった

ということです。


産業革命における蒸気機関は、
人々の生産性をあげることになります。


だから、、、末端に至るまで、
全ての人を豊かにしました。



でも、ITやインターネットは、

金融の世界に住むごく一部の人を
豊かにしましたけれども、

8割の人の生活は、何も
変わりませんでした。

一人あたりが産み出す生産高は、
実は、たいして変わっていません。

IT革命で、生活は変わったけれども、、、

生産性はあがっていないので、
“豊か”にはなっていません。

携帯、ライン、フェイスブックで、

いつでも、、、連絡がとれるようになり、、、
忙しくなったけれど、

生産性はたいしてあがっていないと、
言われればそんな気がします。



手作業が、機械化し、
“大量生産”の時代が幕を上げます。

大量生産と大量消費とは、
見事に、両輪となり合致します。

しかし、現在のIT革命は、

“大量消費”の時代になったときほどの
インパクトは確実にありません。



だから、、、

世界は今、“革命”といえるほどの
インパクトのあるテクノロジーが

ずいぶんと長い間、
産まれていないということになります。



アメリカは、

今、経済成長しているけれども、
過去と違うところがあります。

それは、一人あたりの生産性が下がりながら
経済成長をしているということです。

これは、歴史上初めてのことです。

過去、イノベーションが起きたときは…

必ず、一人あたりの生産性があがっていました。


もちろん、産業革命時代もです。


でも、今は、
一人あたりの生産性があがる、
イノベーションがないままに、、、

経済成長しています。


たしかに、ヒット商品は生まれています。


たとえば、

ポケモンGOがどれだけヒットしても、

ぼくらの暮らしは、
別に豊かにならないというのは、
そういうことです。

確かに、、、
考えてみても、

ぼくらは“豊か”になっていません。

“シェア”という文化で、
自由にはなったけれども、、、

それは、経済活動にとっては
マイナスです。

一部のプラットフォーム企業だけが、
豊かになっただけです。


そして、ITは、

すべての人が勝つ世界ではなく、
2極化を産み出す革命でした。

アマゾンやアップルやGoogleを始めとする
“プラットフォーム”企業です。

インターネットの世界というのは、

世界がひとつになるから、
ワンオブゼムの世界です。

大勢いる中の個人、ひとり、
という世界です。

そう、インターネットの世界は、

ひとつの企業が、
ほぼ、全てを持っていってしまう世界です。



“だから、人々にまで恩恵は行き渡らない”






青龍子