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日記
青龍子
青龍子の日記
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『奴隷解放のために立ち上がった1人の少女』 日付:2017-05-15
 両親から手渡された
とある一枚の写真を見て、

9歳の少女は愕然とします。

写真のなかには、

自分と同い年くらいの少年が2人
写っていました。

少年たちは、
大きな岩を背負っています。



彼女の名前は、“ビビアン・ハー”。



アメリカフランシスコ州の
普通の家庭で育った、

どこにでもいる女の子です。

両親が見せた、
ふたりの少年は、

彼女が、革命を起こす
きっかけとなります。


「どうして子どもなのに、
大きな石を背負っているの?」



実は…

ふたりの少年は、
遠い外国にいる“奴隷”でした。


ビビアンは、
さっそく次の日から行動を起こします。

アメリカでは、
夏になると…

子どもがレモネードを作って道端で売り、
お小遣いを稼ぐ姿が見られます。

彼女が、今すぐにできることは、
道端でレモネードを販売することでした。


現在、世界には、
1800万人の児童奴隷がいます。


彼女は、自分と同じ年くらいの
すべての児童奴隷を解放するために、

家の前の道端でレモネードを
売り始めます。

雨の日も休まずにです。

販売を続ける、彼女の姿に
感動した大人たちは、

SNSで彼女の姿を話題にし、
いつしか屋台の前には行列ができるようになります。

最初は1杯2ドルでしたが、


途中から…

「あなたのハートが決めてください」

と価格設定をやめます。


やがて…開店から2週間後には、
10万ドル(日本円にして1080万円)を集めることに。

9歳でビジネスの成功者になります。


2週間で、1000万円以上を稼いだ
少女の噂は、瞬く間に全米中に広がります。

売り上げは、当初の目標金額に
達しますが、、、、彼女の革命は終わりません。



「10万ドルで奴隷の子どもは全員いなくなるの?
いなくならないでしょう!
それなら、まだ続けないと!」



彼女は、父親と一緒に、
フェアトレードオーガニックレモネード
を販売する会社、

「Make a stand」

を立ち上げることになります。


レモネードの売り上げの5%は、
奴隷労働問題に取り組む
チャリティ組織に寄付をするというものです。

そして現在までに、

100万ドル以上の売り上げ
を記録します。

彼女いはく、、、

これは、人からもらう“Business”ではなく、
自分から与える“Giveness”なのだそうです。


「行動の伴わない思いやりは、
思いやりではない」


その言葉の通り彼女は、
1杯のレモネードを売ることから
行動を始めたのです。


(踏み出せない大人たちに贈る言葉)

日本の大人たちが、

ビビアン・ハーから学ぶことは多いですよね。


「やりたいこと」や「今後の展望」

を飲み会の席で、友人相手に、
声高に語るだけでは、
何も始まりませんよね。


彼女は、児童奴隷の写真を見た
翌日から、、、

家の前でレモネードを売り始めるのです。

今、自分の両手でできることを、
すぐに始めるということこそ、、、

9歳の起業家から学ぶ、
成功の秘訣ではないでしょうか。



人からもらう“Business”ではなく、
自分から与える“Giveness”


とにかく行動し、小さくても変化を起こす。


こんなに単純なことを、

何年間もできないでいる大人たちは、
今の日本には数え切れないほどいます。

2014年、10歳になった彼女は、
大勢の有識者の前で講演を行ないます。



「目標があるのに、一歩踏み出せない人に、
何かアドバイスはありますか?」

という司会者の質問に対し、
彼女はこう答えます。


“あなたは望むことを何でもできる。
ひとりだって気にする必要はないわ。

なぜなら、ひとりいれば十分だからよ!”



“One Person is Enough”



たった1人で、
彼女は、行動を起こします。

児童奴隷解放のために、
動き出した少女の姿は、

たくさんの大人たちに
勇気と希望を与えます。


たったひとりでです。

できない理由ばかり
探していませんか。



青龍子