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『ハリー・ポッターの姓名判断』 日付:2020-09-05
いま、いわゆるハリー・ポッター世代の人間は「いい大人」と言われる年代になりつつある。
もちろん、映画で役を演じていた俳優達も30代に入り、若者と言える年代ではなくなってきている。
映画が始まった頃は小さな子供だったのに。
時の流れとは早いものだな、、、とつくづく思う。

さて、私が初めてハリーポッターを読んだのは原書で(まだ翻訳されてなかった)、もう大人になってから(笑)だった。
なので、魔法や魔法界に対する純粋なワクワクではなく、矛盾や不合理ばかりに目が行ったものだ。
文章も子供も読む本としては英国人特有のシニカルな言い回しが多いように感じた。
物語のラストがなんとなくハッピーエンドとは言い難いのも、人生は思うようにいかないことの連続なのだよ、と言っているように感じる。

生きていると楽しくないことの方が多い。

私がハリー・ポッターを姓名判断で占うと「完璧な調和」が見えるのだが、著者は敢えて彼に最悪な人生を与えている。
また、著者のJ.K.ローリングを姓名判断でみると独善的な一面と非常に臆病な面が見受けられる。
彼女は恐らく、バランスをとるのが苦手な人だ。後悔も多いように感じる。貪欲で幸せを感じるのが下手だ。

それを踏まえてハリー・ポッター・シリーズを読み返すと「なるほどな・・・」と思える。