『詩 「かたつむり」大型連休に寄せて』 日付:2011-04-28
「かたつむり」
青や白の大きなかたつむり
五月はじめの大型連休に
アスファルトの葉の上を
汗ばみながらのんびり歩いてる
ときおり白い息を吐き めざす方向に目をこらす
私も大きな白いかたつむり
見慣れた風景から 突然声をかけられる
空地にポツンと咲いている
黄色い花が ふんわり風に抱かれてた
透明な空の海のなか
小鳥たちが群れをなし
魚のように 身をくねらせ泳いでる
小虫はエビのように空を跳ね
白い雲がゆったり波しぶき
いつもはアリのようにさわがしく
色のない巣穴みたいな道をゆく
あせることはない
道がなくなるわけじゃない
ときにはゆっくり歩むもいい
そんな私はかたつむり
青や白の大きなかたつむり
五月はじめの大型連休に
アスファルトの葉の上を
汗ばみながらのんびり歩いてる
ときおり白い息を吐き めざす方向に目をこらす
私も大きな白いかたつむり
見慣れた風景から 突然声をかけられる
空地にポツンと咲いている
黄色い花が ふんわり風に抱かれてた
透明な空の海のなか
小鳥たちが群れをなし
魚のように 身をくねらせ泳いでる
小虫はエビのように空を跳ね
白い雲がゆったり波しぶき
いつもはアリのようにさわがしく
色のない巣穴みたいな道をゆく
あせることはない
道がなくなるわけじゃない
ときにはゆっくり歩むもいい
そんな私はかたつむり