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日記
結夢
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『high & low』 日付:2024-09-13
こんにちは。今回は占いとは切っても切れないと言える「気」のお話です。

洋の東西を問わず、運命学を扱う上で避けては通れないのが「気」「波動」などと呼ばれるエネルギーです。

私の扱う九星術も「九星気学」なんて呼ばれたりします。

特に東洋では「気」という概念が重要視されています。
今回はこの「気」が「高い人」と「低い人」が居るというお話です。

「気」もエネルギーですから、物理的なものと同じ性質を持ちます。

つまり、「高い所から低い所へ動く」というものです。

これを人に当てはめますと、日常的によく遭遇するシチュエーションが見えてきます。

「この人と居るとなんだか疲れる」
「この人とは一緒に居たくない」
「妙に突っ掛かって来るなこの人…」
「この人消極的な割りに自己中心的だなぁ」

こんな人に出会う事、ありますよね。

これ以外にも、なんとなく近寄りたくない雰囲気があったり、落ち着きの無い所作をしていて「漠然とした不快感」を感じる人もよく居ますよね。

これら全て「気が低い(下がっている)」人の特徴です。

気が低い(下がっている)人は、無意識に自分のエネルギーを放出しています。
一方的なエネルギーの放出なので周囲を疲れさせてしまうわけです。
更に、先程も述べたように「気は高い所から低い所へ動く」ので、周囲の人から気を引き寄せてしまいます。
逆に気が高い人は一方的にエネルギーを受けてしまいます。
周囲に何もなければ、基本的には
「上(宇宙や自然)からのエネルギー」
を受けますから、調子もよく、安定的です。
ところが、周囲に気が低い人が居ると、その人が放出するエネルギーを受けるばかりか、自身のエネルギーを引き寄せられてしまいます。
(この辺の仕組みは気象現象の中の「気圧の高低」と同じです。)

なので、こういう「気が低い(下がっている)」人は「かまってちゃん」とか「エナジーバンバイヤ」等と呼ばれるわけです。

さて、ここまでで私は敢えて
「気が低い(下がっている)人」
と書いてきました。

つまり、気の高い低いはコンディションによるところも大きく、普段は高い人も急に下がったりしてしまうことはありますので、これは常時固定されている状況では無いのですが、やはり傾向として、
「普段から気が高い人は下がりにくい」
「普段から気が低い人は上がりにくい」
というのは事実認められます。

では、気が高い低いを傾向としてその人にもたらす要素は何なのか?

私は大きく2つの要素を考えます。

・自分の「中心」を何処に置いているか
・「なぜ?」と思うことがあるか

自分の「中心」の置き場所は恐らく
「自分」か「世界」
のどちからです。
「自分があって世界がある」
「世界の中に自分が居る」
のどちからでしょう。

当然に自分あって世界ありと考えますと自己中心的になり、視野が狭窄します。
視野が狭窄しますと、気の「インプット」も減りますから、次第に「澱み」が蓄積します。
この状態が「穢れ」、違う書き方で「気枯れ」です。
気枯れとなりますと、蓄積した澱みを押し込めるものが無くなりますから放出されます。
つまり、「気の低い」傾向のある人は、常時この「気枯れ」の状態にあると言えます。

逆に世界ありて自分ありと考えますと、自ずと「仕組み」が見えてきますし、多様性も見えますから視野は広く保てます。
当然に気のインプットも多いですから代謝されて澱みません。
これは、無意識に「世界>自分」とすることで自分を「低い位置」に置いているからとも言えます。
気は高い所から低い所へ動くのですからね。

「なぜ?」と思うことも気を高く保つのに重要です。
なぜ?=疑問は思考を励起し観察力を高めます。
すると、結果を見て考察し、更に……と循環し、自分の居る世界を「大きく」します。
そうなると必然的に世界に対して自分が小さくなり、相対的な「高さの差」で気のインプットが増えて気を高く保つ事が出来ます。

「なぜ?」という思考を放棄すると、「今自分から見える範囲が世界の全て、この世界には自分しか居ない」という境地に到ります。
当然に多様性は否定され、世界は自分を中心に動き始め、未知・不確定も否定されて世界は「小さく」なっていきます。
そうなると何れ「自分>世界」となり、相対的な高さの差で気はアウトプットされていきます。もちろんインプットはされません。
結果、「気が低く」なるのです。
こうなったらもう「気枯れ」へ一直線となり、悪循環に嵌まって抜け出せなくなってしまいます。

ここまでの話を要約すると

・世界の中で「自分」を小さくすると気は高くなる
・世界の中で「自分」を大きくすると気は低くなる

ということになります。

気を高く保ち、肉体的にも精神的にも安定して充ちる為には、恒に大きく広い視野と相対的な視点を持って、「世界の中の自分」という意識を持つことが肝要です。

「自己中心的」「無思考」「狭視野」は気を低くし、気枯れ(穢れ)を惹き起こします。

ザックリ話すつもりが長くなりましたね……

運命学と言うよりは、普遍的な心理論になってる気もしますが、この辺りの話は運命学、運命鑑定に於て何をするにも先立つものなので、このような内容になった次第です。

それではまたお会いしましょう。