2012-01-08
参拝の仕方
参拝にでかけるさい、神棚や仏壇などで、参拝地で邪気の障りがないように祈ってからされたほうがよいでしょう。
@ 鳥居から聖域となります。
まずは鳥居をくぐります。近道はだめです。鳥居をくぐるときは頭をさげます。そのときお参りさせていただきます、と思いながら頭をさげてくぐります。
A 参道を歩くときは真ん中を歩かずに、左端のほうを歩きましょう。真ん中は神様がお通りになるところです。帰るときも左端を歩いて帰れば中央を通らずに帰れます。
B 手水舎で手と口を清めましょう。
まずは柄杓で左手に水をかけます。つぎに右手に水をかけます。それから左手に水をためて、手の中の水をふくみ口をすすぎます。口の中の水は吐き捨てて、柄杓に残った水はそのままにします。柄杓を洗うように柄杓をたてます。
また、手水舎の水が枯れていたり、柄杓がないときは、境内の草木の葉を右手で取り、左手に持ちかえます。
C 拝殿の前では中央に立ってはいけません。拝殿の中央は、神様がお通りになる道であり、また、お座りになる場所になります。右でも左でも中央からずれてお祈りをしましょう。
D お酒や米、野菜などを奉納するかわりにお賽銭があります。
お賽銭は同額のお金、一般的には百円をみっつ用意します。感謝の祈りをしてひとつ目をいれ、〇〇市から来た「氏名」と申し上げてふたつ目をいれます。最後にお願いごとを祈ってみっつ目をいれるのです。祈願がなくてもみっつ目も入れましょう。お賽銭は放り投げずにそっと箱にいれるようにしてください。
お賽銭をたくさんしたからといって祈願が叶うわけではありません。賽銭よりも、毎日のように参拝するほうが神さまはお喜びになります。お百度参りの効果とおなじです。なんどもお参りすることによって、願望を達成する情熱が自分自身の潜在意識に刻まれます。その熱い思いが開運を呼び寄せるのです。また、神さまがその思いに応えてくださるのです。
E お賽銭を入れたあとに鈴を三回鳴らします。鈴の音は邪気を祓う力があります。また、神様に参拝を知らせる意味もあるのです。柏手も同様の意味があります。
F かるく一礼し、二拝。祓い祝詞。(祝詞はできれば唱えたい)
拝礼するときは九十度くらいかたむけるようにします。ただ し、出雲大社と富士本宮浅間神社では柏手は四回たたきます。
柏手は、胸のあたりの位置で、左手の第一関節のあたりにずらして右手をたたきます。なるべく大きな音をたててたたくのです。
G ご祈念。
二拝、二柏手、一拝。一礼して神前を退きます。