2010-12-12
こんばんは、レディ・ポルシャです。
普段のんびり過ごしていることが多いのですが、
さすがに12月は私でも忙しいことが多くなりました。
皆様もお忙しい毎日を過ごしていることと思います。
さて、先日本を読んでいたら、
こんな言葉が目にとまりました。
『心の幸福は誰にも奪われることはないからです』
ダライ・ラマ14世の本の中の一節でした。
チベット仏教の最高指導者である彼は、
家族を奪われ、故国を追われるという体験をしています。
亡命の日々の中、様々なものを失ったことでしょう。
家族、友人、金銭、自由。
けれども、彼は、自分の心の中にある幸福な気持ちまでは
何人たりとも持っていくことができない、そう言っています。
聖書の中にも、
『天の国に富をつみなさい』
という言葉があります。
今、手の中にある宝石やお金は、
いつか誰かに盗られ、失ってしまうかもしれない、
あるいは、失われるかもしれない、という不安に
苛まれるかもしれませんが、
心の中にある大事なものは、
誰にも奪うことはできません。
占いをしていると、
本当に辛い経験をされて、
何もかもを失ったという方や、
絶望に支配された方に、よく出会います。
確かに、何もかもを失ったかもしれません。
けれど、どうか、心までは失わないで。
そう、いつも私は願いながら占いをします。
『忙しい』
という漢字は、心を失う、と書きますよね。
どうか、心だけは、失わないでください。
何を失ったとしても、
心を失わなければ、そこから立ち上がることができると、
そう、信じています。
心にいつも、幸福を。