2016-12-04
こんにちは。蒼海です。
私に相談にいらっしゃるお客様は皆優しくて、穏やかで聡明な方ばかり。
というのが自慢なのですが、
時々、強い怒りの感情を持った人も相談に来られます。
アイツを絶対に許せない、許さない。
アイツが私にしたことは・・・・・ねぇ、酷いでしょ?
う〜ん。
裁判の判決とか遠山の金さんなら話は別かもしれません・・・・。
でも大体のイザコザは
どちらが正しい、誰が悪いっていうのを決めたところで
問題が完全に解決することはなく、お互いの怒りは収まりません。
極端な話、相手から多額の慰謝料をもらったって、相手が一家離散になったって、
アイツが重い病気で動けなくなったとしても、
当時と同じ怒りを背負って生きている人はたくさんいます。
仮に私のような占い師が
「それは相手が悪いですね!不幸になる呪いをかけておきましょう!」
なーんて言ってそれらしい呪文を唱えても何も意味がないのです。
(もちろん私はそんなことしませんけどね。)
そして、怒りっていうのは厄介なもので・・・・・。
怒りに囚われている間は
その人自身の仕事も恋愛も人間関係も
残念ながらうまく行かないことが多いようです。
怒りって顔や雰囲気に出ちゃうんですよね。
近寄りにくい人なっちゃうんですよ。
怒りの感情が強い人に私がお話するのは
【相手を許すこと】です。
「えー?!許しちゃうの?だって相手が悪いのに?無理無理!」
ってよく言われます。
この場合の「許す」は泣き寝入りではなく、
自分を怒りから解放する為のプロセスです。
相手に対する慈悲よりも、自分の為の行動です。
上から目線でもいい。偉そうでもいいのです。
まずは怒りという心の負担を軽くすることが先決です。
「もう怒るのは疲れました。私はアナタを許します。さようなら。」
嵐吹き荒れる心であってもこの言葉を口に出せば
心に巻きつく鎖を外すきっかけになります。
実際、この言葉を言った瞬間にそれまで蓄積された怒りが
涙となって浄化されていった方もいました。
まずは自分がクールダウンしてから。
話はそれからです。
蒼海