きらく真実先生の日記

2019-11-05

手放すということは捨てるのではなくて…

断捨離やミニマムライフが流行りの昨今ですが、物を多く持たないこと、必要最低限の物で生活することで
それに費やすエネルギーの無駄を省くことが目的です。

簡単に手放せるものは、そもそもあまり自分にとって重要なものではないことが多く、持つことで持たない不安を軽減させたいがための結果として物が溢れ返っていたわけです。
その不安こそを断捨離すれば、自分の好きな物(人)、必要な物(人)だけに囲まれた生活が送れるはずです。

山野草やミニ盆栽が大好きな女性。
小さい鉢だと場所も取らずに手入れも楽だろうと始めたわけですが、現在では100個以上の鉢に増えたそうです。

自分の手に余る数になっていることは自覚されていますが、処分したくても、小さな花芽や、ここで剪定して挿し芽をすると必ず根付くとわかる場所を発見してしまい大事に置かれているわけです。

彼女がお世話できない状態になられた時、興味のない人にとっては邪魔な存在となります。
まだまだ、お世話はできるけど、早い段階で数を減らす、確実にお世話ができる人、継承できる人にお願いしたいと決心されたようです。

先日、私のところに来られた際に山野草のミニ鉢3個と同伴されました。
それぞれの特性とお世話の仕方の説明と現在の花芽の位置やどんな形状の花が咲くかなどを細かくレクチャー頂きました。

ミニ盆栽の数鉢は別の男性の元に行ったそうです。

少しずつ、確実に場所を移してやる。
どうやらその作業を始められたようですね。

私としては、丁度秋植えの鉢花を購入しようと考えていたタイミングで預かることになりました。

新たな持ち主の元で巣立った小さな鉢が新しい場所でどのように成長するのか、それが彼女の新しい楽しみになって行くでしょう。

彼女はミニ盆栽に対する執着が少し軽減して、身体への負担が軽くなるはずです。

私は新たな課題を頂いて、彼女のためだけではなく、自分流に小さなトリオを育てる楽しみを頂きました。

正直、一度に100鉢を預けられたらどうしょうという心配はありましたが、負担にならない鉢数にも彼女の気配りを感じます。


執着心や依存心から抜け出して、ご自分のペースで人生を楽しみたいと願われる方は是非ご相談下さいませ。

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