多くのものが得られたとき
人は多くのものを失っている

広く物事をみることができたとき
人はとても大切なものを見失っている

長い道のりを歩ききったと思うとき
どこにもたどりついていないことに気づく

喜びは悲しみとなり
寂しさは楽しさへとかわるだろう

人は多くのことを望み、叶えられたいと願うけれど
それらのものがあたえられたとき
一瞬の喜びのあと、空虚な想いに満たされる

もう失うことはない
すべては満たされる
あなたは愛されている
そして大切な人

人は過去と未来が別のものだと思う
けれど、過去と現在と未来はひとつ
同時に存在しているもの

もう嘆くことはない
あなたの望んでいた未来は
もうあなたの手のなかにあるのだから