結夢先生の日記

2024-10-14

秋の陽は釣瓶落とし

10月に入り、朝夕には漸く秋を感ぜられるようになりました。

今までは当たり前のように訪れていた「四季」が狂い始めている昨今。
その影響を最も受けている季節が「秋」ではないかと感じます。
(私は気候の変動についてはとやかく申しません。多少人間の干渉があったにせよ、地球の大きな流れの中で起きる変動と思いますので)

翻って、運命学に於いてはこれからも「一年を四等分し、常に変化をもたらす概念」として四季は重要な要素たり続けます。

私は「秋」産まれだからか、秋が好きなのですが、運命学上での「秋」はどのような季節なのでしょうか?

運命学に於いては、洋の東西を問わず、秋を「収穫」と位置付けています。

「収穫」から派生する象意として、「実利を得る」「利益が確定する」「宴を催す」「人を集める」「一段落する」「怠惰を貪る」等があります。

また、秋は「西」の方位を象意しますので、これに基づいて「日が暮れる」「陽が沈む」「休息する」「和解する」「動から静へ移行する」等の意味合いも持ちます。

総合しますと、運命学での秋とは「利益を確定させ、動から静への移行を行う」季節であり、「得た利益と夜の帳が降りることで怠惰に誘惑される」季節でもあります。

このように、秋とは「吉凶入り雑じった、やや受動的な季節」と言え、運命学的には少々不安定な季節となります。

「秋」を上手に過ごすには、この運命学的な象意を理解しておくことが肝要です。

秋の次に訪れるのは「停止」の象意を持つ「冬」ですので、「秋」こそ「総括、締めくくり」にふさわしい季節です。

冬は「再始動への準備」の季節となりますから、今年の総括は秋のうちに済ませないと間に合いません。

もし今貴方が「今年も後3ヶ月か…」と感じているなら、それは正解です。
是非とも、ここまでの活動を一度総括し、「得たものは何か」を整理して、少しの間休みましょう。
そして、収穫に感謝し、過度な誘惑を警戒しましょう。

題名にも書きましたが、「秋の陽は釣瓶落とし」です。
あっという間に夜の帳が降り、否応無く「今年も活発に動ける時期は終わったな」と実感する筈です。

今年ここまで「ちょっと無理をしてしまった」方は、ここで御自身を労ってあげてください。
その分「収穫」はあった筈です。

「秋」を上手に過ごして、来るべき「冬」への備えを万全にしたいものです。

(冬には冬の善さはありますが、それはまたの機会に……)

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