結夢先生の日記

2024-11-03

暦の気になる「あの言葉」

皆さん、暦を見ていて気になる「言葉」はありませんか?

そうあの「大安」だの「仏滅」だのというやつ。

割りと気にする人も多いこの言葉ですが、そもそもなんなのでしょうか? 

これ、「六曜」(りくよう)というものです。

古来中国発祥の星占いを基にしているもので、我が国では平安時代に伝来したものの、広く暦に使われるようになるのは幕末の頃です。
六というだけに実際六種類ありまして…

大安・だいあん
友引・ともびき/ゆういん
先勝・せんしょう/さきがち
先負・せんぶ/さきまけ
赤口・しゃっこう/しゃっく
仏滅・ぶつめつ

の六種類です。

先述したように元は星占いによりその日の吉凶を見るために、星の運行の法則に則り割り振られているものですが、現在は「お日柄」の吉凶を見る程度のものと考えてください。

そもそも、運命学的に占いたいのなら、ご自身の持つ星と、日時の星の相性が重要ですから、単に暦に書かれた表示だけで万人に吉凶を当て嵌めようとするなら、その影響は薄くなるというものです。

因みに、各々の意味としては…

大安・吉日で慶事特に吉。但し事の納めは凶。
友引・吉日、但し正午前後は凶。仏事は凶。
先勝・午前吉。午後凶。事の始めに吉。
先負・午前凶。午後吉。積極的に動くことは凶。
赤口・万事凶日。但し正午前後は吉。刃傷に注意。
仏滅・凶日。但し事の納めや仏事に吉。

こんな感じです。
実は仏滅より赤口の方が凶意が強いので、気にする方はご参考までに。

尚、運命学に於いては、年の要素をボウリングの球とするなら、月の要素はサッカーボールくらい、日の要素は野球ボールくらい、時の要素はゴルフボールくらい、というように影響が小さくなると考えられています。
ですので、日の要素たる六曜は本当にそれほど気にする必要はないと言えますね。

因みに、同じように良く出てくるフレーズとして
「一粒万倍日」
「不成就日」
「天赦日」 
というのもあります。

一粒万倍日とは、「成した事が万倍になる日」という意味で、わりと多く出てくる日ですが、基本的には吉日ながら、「負の方向にも倍になる」という事にもなりますので、この日に借金するのは避けた方が良いでしょう(借金も倍になりますから)
従って、ギャンブル等賭け事にも不向きな日です。

不成就日は、最近になってよく暦に書かれるようになった日ですが、文字通り物事が成就しにくい凶日ということになります。
但し、これは歴史的も占術的にも根拠に乏しい日でして、それほど気にする必要は無いかと思います。

天赦日は、どの流派を見ても「最大吉日」とされる日です。
文字通り「天が赦す日」ですので、何事にも佳く、特に金運が増す日と言われています。
大安と天赦日が重なる日が年に2〜3日ありますが、この日に財布を買い換えると佳いとされています。

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