2026-02-17
日が落ちてからが、私の時間です。
都心の喧騒が少し遠のく頃、窓辺にキャンドルを灯し、お気に入りのシルクのクロスを静かに広げます。
アンティークのタロットデッキは、長年手になじませてきたもの。
指先に触れるたび、紙とは思えない重みを感じます。
昨夜はベルガモットとサンダルウッドの香り。
空間を整えることは、心を整えることと同じだから。
グラスには炭酸水を少しだけ。
透明な泡が静かに弾ける音を聞きながら、ご依頼者様の言葉を一行ずつ丁寧に読みます。
夜は、本音が一番素直に現れる時間。
カードは残酷なほど正直ですが、私はいつどんな時もご依頼者様にとっての「希望」「光」を探します。
未来は、選択で変わります。
リーディングを終えた後は、カードを柔らかな布で包み、月明かりの差す場所で休ませます。
静寂の中に身を置くと、今日もまた、この仕事の尊さを思い出します。
長期間この場を離れた私を待っていて下さり、早速たくさんの鑑定依頼を下さり深謝です。
これからも皆様の心の友となり、杖となります。
蓮華