2015-11-17
占いの鑑定をしていると、占いの結果を上手に受け取る方、という人に会います。
そういう方は、行き先がはっきりしています。
例えば、「恋人が欲しいです。友達に紹介を頼んでいますが、なかなか紹介まで行きません。どうしたら良いですか?」
という相談の方がいらっしゃったとします。そうしたら、まずどうしたら彼女ができるのかをカードに聞きます。
カードは、「コミュニケーションを大切にしなさい」と出します。
そうした時、「コミュニケーションもなにも、出会ってすらいないのに」となる人と、「と言うことは、合コンの方が合っているのかな?」と考える人に分かれます。
どちらが占いの結果を上手に受け取る方かは、言わずもがなです。
カードが「コミュニケーションを大切にしなさい」と言っているのは、恋人を探したいなら、直接出会う方法があなたには会っていますよ、ということなのです。
読み取ることは占い師の役目です。ですが、あなたのことを一番わかっているのは、あなた自身です。
だから、そのリーディグに自分に当てはまる部分がないか、考えることが大切です。
ただ、「行き先」がわかっている人は、それを自然な感じにできるのです。
「恋人」を作るためには、自分の場合は「友達の紹介じゃなくて、直接コミュニケーションができる、合コンの方が良いんだ」と判断できるわけです。
占いの結果を上手に受け取ることができない人は、「コミュニケーションなんか、紹介もされていないのにできないって」とずっと「紹介される」ことにだけこだわっているのです。
そして、「占いが当たっていない」となるわけです。
それは、「行き先」がはっきりしていないから。「恋人が欲しい」と言いながらも、何か別のものを求めてるからです。
「恋人が欲しい」とは、仮初の願いなのです。
さて、あなたは自分の「行き先」が、はっきりわかっていますか?