2016-01-11
人と人との間には、「縁」があると言われます。
それは、間違いありません。「袖振り合うも多生の縁」と言う言葉もありますから、それは事実。
けれど、それはそれ。その「関係」が現在の言うところのルール違反であるのであれば、それが許される理由にはなりません。
でも、鑑定をお願いされる方の中には、それが欲しい方もいらっしゃるのです。
気持ちは、わかります。だって、「許されない関係」とは言え、人を好きになることに関しては、関係ないからです。
でも、ルール違反な関係は、ルール違反。
スピリチュアルな方面からその「許されない関係」を「許される関係」に変えようとしても、それは違うのです。
「前世での彼との関係を教えてください」とか、「霊的な意味で私と彼はつながっていますか?」とか、そのように尋ねる方々は、ちょっと考えて欲しいです。
タロットやルーンが出したアドバイスを、「ありきたりのことはいいです」と切り捨てないで欲しいです。
スピリチュアルなことも、現実は無視できません。何故なら、私たちが暮らす世界は、この現実なのです。
現実の世界でその関係が「許されない関係」であるならば、そのことは無視できないのです。
人を好きになるのに、その「許されない」という事実は関係ないのかもしれません。でも、無視してはいけません。
「ありきたり」であろうとなかろうと、「現実」をきちんと認識した上で、占いの結果を受け取って欲しいと思います。