きらく真実先生の日記

2018-09-02

たったひとつの金色のスプーン

我が家では小さいサイズのスプーンは大きめのマグカップにまとめて入れてあります。
長い生活の中で過去にはティスプーンであったり、食器セットの一部であったスプーンたちです。
その中に一本だけ金色のスプーンがあるのです。

孫男子二人はスプーンが必要な時に競ってこのマグカップの中の金のスプーンを探します。
直ぐに手の届く場所に子供用のスプーンはたくさんあります。
銀色のスプーンの群れの中で潜む金色のスプーンは中々直ぐにみつからないようです。

やはり、お兄ちゃんの方が先に見つけて食卓に戻るのですが、弟の椅子の前に置いてやります。
弟は、金色のスプーンを見つけられなかった悔しさで、半泣きになりながら銀色のスプーンを1本持って食卓へ戻ります。

自分の前にはお兄ちゃんが置いてくれた待望の金色のスプーンがありますが、彼はそれをお兄ちゃんの前に戻し
銀色のスプーンで食べ出しました。

さて、その後、お兄ちゃんは見つけて直ぐに弟に渡してやらなかった自分が歯がゆいと思い、弟は自分でみつけられなかったのだから使う権利がないと遠慮しました。

結局、金色のスプーンはこの時は誰にも使われず、元のマグカップへ戻って行きました。


揉める元になる金色のスプーンをもうひとつ買ってくるか、金色のスプーンを片付けてしまって銀色のみにするかと考えましたが、今の所、我が家の金色のスプーンは一本のみです。


金色のスプーンは相手を思いやる気持ちの象徴ですね。


人間関係の基礎作りは家庭にあります。

子供の頃の家庭内のトラウマを抱えている方。
現在、お子様への対応にお悩みの方。
是非ご相談下さい。

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