2021-05-20
こんにちは。お久しぶりです。
虹子です。
今日のテーマは「許し」です。
誰しも許せないことの1つや2つ
あるものですね。
それを敢えて「それでも許しましょう」とか
「許すことであなたの魂のレベルを上げましょう」とは
そんなことを言うつもりはありません。
確かに人は
許し難い経験を経て、それが起こった意味を深く理解し
いつしか「そんなこともあったわね」と笑って思い出せるようになった時
あなたの魂は成長したと言えるでしょう。
ですがそもそも、私たちが経験するすべてのことは
全てが魂の成長につながっているので
いきなり「魂の成長のためにあの人を許さなければ」と思っても
ちょっと無理があるのです。
幼稚園児の前で
『こんな問題も解けなかったら〇〇大学に入学できないよ!』
と言っているようなものです。
大学入試をパスするには、その過程までの学びを
1つひとつ丁寧にクリアする必要がありますよね。
では、「本物の許し」が起きる前に
何をすればいいのでしょう?
それは、「自分を許す」ことです。
あの人にされたこと、理不尽な想い、怒りなどを放置して
自分の心に嘘をついたまま
誰かを許す事なんて不可能だと思いませんか?
自分を許すことができない人は
「いつまでもこんなネガティブな想いを持っている自分はダメだ」とか
「許せない自分はなんて器が小さいのだろう」と
自分を責めて、悩み続けるか
いつまでも
「あの人のせいでこうなった!」
「悪いのは相手なんだから謝らせたい」と他人を責めて
その出来事が「何のために起ったのか?」などとは考えもせず
いつまでも同じ場所に留まって
『私の運氣が良くなるのはいつですか?』
と聞いて来られたりします(笑)
私から見れば
自分を責めるのも、他人を責めるのも
同じ現象なのです。
『その状態に居たって何も見えてきませんよ』と
申し上げます。
自分を許す一番の近道は
「良い」「悪い」の思考から抜け出すことです。
誰が良いとか悪いとか、そんなことを突き詰めてもどうしようもありません。
「この経験で得たことは何だったのだろう?」
「あの人は私に酷いことをしたけれど
そもそも私は自分のことを「弱い」とか「バカだ」と
おもっていたのではないかしら?」
と気づいていくことが大事なのです。
(それが正しいとか、正解であるかも重要ではないのです)
そして何を許すのかといえば
「私は、自分で自分のことを
弱いとか、バカだと思っていた自分を許します」
これに尽きます。
それをくり返した先にあるのが本当の許しであり
頭で無理やり「許さなければ」と思う事ではないのです。
さあ、そして自分を許した先に
「どんな自分でいたいか?」が見えて来たでしょうか?
ごきげんよう。