2022-03-06
「相手が自分に気持ちがある」ことと「その相手と結ばれること」は別物です
こんにちは。
虹子です。
久しぶりの日記になりましたが
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「恋愛」をテーマに
めちゃくちゃ重要な、そして多くの人が陥りがちな勘違いについてお話します。
(私自身も、とっても耳が痛いお話です。)
片想いであれ、恋人同士・夫婦であれ
よく「相手の気持ちが知りたい」とご相談をいただきます。
確かに霊視やチャネリングをすれば、それは簡単に分かります。
その結果、「彼(彼女)もあなたに気持ちがありますよ」というのが分かったとします。
問題はここからです。
そもそも、相手の気持ちはどうあれ
あなたが「相手の気持ちが知りたいと思うほどの、何らかの不安があった」はずです。
だから鑑定依頼をしてみようと思われたわけですよね。
つまり実感として
「その人と連絡が取れない」とか「相手の態度から愛が感じられない」とか「疑心暗鬼になって相手のことを信じられない」とか、
いろいろな不都合な現実が現れているわけです。
その現実が作られている原因と
相手の気持ちはあまり関係ありません。
相手があなたを本当のところ愛しているということと、
あなたにとって不都合な現実が作られていることは関係がないのです。
なのでもし、
「彼と連絡を取りたい」とか「愛を感じながら過ごしたい」とか「相手と信頼関係を築きたい」ということであれば
【もっともっと自分の内面を見ていく】こと、つまり別の対策が必要になってきます。
これらの問題は、全て自分の生き方から生まれます。
なのに多くの人は、
「相手が自分を愛してさえいれば、これらの問題は全て解消される」
「相手も自分を好きでいてくれれば、いつか結ばれる」と勘違いしがちです。
例えばあなたが
銀座でハイブランドの毛皮のコートを見つけたとします。
色、風合い、デザイン、仕立て、自分の好みに合うか
どれを取っても申し分なく
心からそのコートが素晴らしいと思っています。
だけど
「お値段がちょっと高すぎる」とか「買ったところで着ていく機会がない」とか「子供がまだ小さいから汚されそうで怖い」とか
いろいろな事情があれば
買いませんよね。
本当に素敵だと思っているのに、です。
素敵だと思うことと、それを手に入れることは別なのです。
本当にてにいれたいのであれば、
お金、着ていくきっかけ、お家の環境を具体的にどうにかしないといけない「対策」が必要になります。
なのになぜか恋愛においては
「相手が自分を好きであれば、この関係はうまくいく」という勘違いをしがちなのです。
私も相手のお気持ちを伝えたときに、(実は相手もあなたが好きですよという場合)
「嬉しいです」「安心しました」
という感想止まりで次に進まなかったり
うまくいくための対策が取られていないのに
「早く彼(彼女)とラブラブになりたいです」「いつかうまくいく日が来ると信じて頑張ります」
なんていう言葉が続きます。
その時点で、
「そんな日が来る可能性は低いです。」と言えます。
中には
「あぁ、この方は今、
自分の手で彼(彼女)とうまくいくはずだった未来を終わらせたな」とハッキリと分かる瞬間さえあります。
それなのに「うまくいく日を信じます」というご本人を見ていると痛々しさを覚えます。
ですが私は、それでもいいと思っています。
ご相談者さまの幸せを最大限に叶えてあげたいというのは、
もちろん本心ですが
鑑定士側のエゴでもあります。
たとえその方が
「今、自分の手で終わらせた」ということに気づいていなくても
もう少し先の未来で嘆き悲しんでも
自分で決めたことには変わりないのですから。
『そんなの自分で決めたはずがない!』と憤っても
それも含めて
全てが魂のレッスンだと思うのです。
あなたはどの時点で
自分を軌道修正していきますか?
人生は一度きり!
いくら前世だ、生まれ変わりだとか言ってみても
あなたの姿で、あなたの選んだ今の環境で
今生きていられる瞬間は
この人生しかないのですから。