高校の同級生と今年3月より再婚を前提に付き合っています。
お互いバツ1、同い年高校2年生の女の子の親同士です。
彼の娘が、再婚を絶対に許さない!
と激しい反対に遭い、あと1回娘を説得して駄目なら待たせる事が悪いので、別れると言われてしまいました。
一体どのようにすれば、再婚を許してくれるのでしょうか?長い間友人だった彼とお別れした方が良いのでしょうか?
彼は仕事の出来る人でどんなに難しい事があろうとも解決していく人です。しかし恋愛となると、及び腰に見えてしまいます。
友人の時には、おまえいい人見つけろ、おれは応援するぞ、おまえが幸せになることを祈っていると口癖のように言われていた事をおもいだしました。
一般的に嘘だったり、自分を取り繕う台詞だと言われますが、真意が掴めずどうしても諦めるという選択肢も出てこない為とても苦しんでいます。
どうぞよろしくお願いします。
こんにちは。今回のご相談を担当させていただきます。虹子と申します。
再婚を考えていらっしゃる方とは思いが通じ合っているのに、彼の娘さんの猛反対によって先へ進めなくなっていらっしゃるのですね。
お父さんである彼も、「あと1回の説得で」と言っているのですね。
彼の娘さんの本音と、彼と娘さんの2人の周辺を見る限り、この説得もうまくいかないでしょうね。
娘さんが猛反対している本当の原因に行きついていないからです。
娘さんが最も恐れているのは、自分の生命が脅かされることです。大げさに聞こえるかもしれませんが
彼女の魂にとって、この再婚は最大の危機です。
表面上は自分の両親が離れたことに納得していますし、その後の生活もうまくいっていたのでしょう。
前の奥さんとは、死別か生き別れで、どのくらいの頻度で会っていたのかは分かりませんが、娘さんとお母さんのエネルギーを見ていると、しっかりと愛情で繋がっています。お母さんが大好きなのです。
お父さんが他の女性と再婚することで、お母さんの存在が消え去り、なおかつお母さんから生命をさずかった娘さんも、自分が消し去られることを意味しているのです。
この部分について彼は、表面的には理解していますが、それが娘さんにとってどれだけ重大な事かまでは感じきれていないようです。
娘さんに対し「お母さんが恋しいのは分かる。それは仕方ないし、これからもそのままでいい。」と伝えながらも「娘はまだまだ幼いのだな」と簡単に結論付けているからです。
この状態で説得しようとしても、娘さんはいつまでたっても「分かってもらえない」と感じ、ますます酷くなるでしょう。
ご相談者様に自分と同じ年の娘さんがいることも大きいですね。あなたの娘さん本人に問題があるわけではなく、「同じ年の女の子」ということが、彼の娘さんにとっては、「自分の代わりになってしまう子」のようです。
彼女の頭の中では、お父さんが再婚することで
お母さんがあなたと入れ替わり、自分があなたの娘さんと入れ替わり、その3人でお父さんが新しい家族を作るという図が出来ています。
そうなると
「あ、私…もう本当に要らない存在じゃないのか」となるわけです。
この問題は根深いですよ。
解決にはそれなりの指針と時間も必要です。
彼は娘さんのことを心から大切に育ててきたのでしょう。お母さんが居ないことで可哀想な思いを感じさせないように、必死で頑張ったはずです。
けれど「お母さんが居なくても…」と頑張ることが、皮肉にも娘さんの中にある「大事なお母さん」の部分を損なってきたように見受けられます。
誰が悪いわけでもありません。心から誰かの幸せを望んでいても、このようなことはよくあります。
また、彼の本音についても分からないとお悩みですね。
仕事のように、自分のやることが明確なものについては、彼は手腕を発揮できます。
けれど、恋愛のように自分のやることがあいまいで、答えが無いものにはどうすればいいか分かりません。
「言われなきゃ分からない」という典型なので、
昔言われた励ましの言葉が空々しく感じたり、今回のように
「説得できなかったら、お前に悪いから別れる」など、あくまで「他人本意」な選択に逃げるのです。
あなた様は「彼」が好きなのですから、こんな言葉は納得できなくて当然です。
より詳しく今後のアドバイスが必要でしたら、いつでもご連絡くださいね。