小学5年の男の子を育てている母です。
息子は一人っ子というのもあるのか、マイペースで甘えん坊です。
中学受験も控えており、来年の私自身の精神状態や子どもへの接し方などに不安です。
良い距離感ですごしたいのですが、どうしたらよいでしょうか?
初めまして。中学受験を控えていらっしゃる息子様とのご関係で不安を覚えていらっしゃるとのこと。特に息子様は思春期の入り口にあたる時期ですので、これまでと同じ対応がうまくいかなくて悩みがちな場面も少なくないかもしれません。
とはいうものの、特に初めて思春期を迎えるお子様との関係に不安を覚えるのはごく自然なことでもありますので、その点はご安心なさってよろしいかと思います。
まず、質問者様にとってこれまでの10年間のテーマは「家族」でした。これは質問者様のご実家も当てはまりますし、プライベートな場面で新しい所属先や貢献先も含めます。そして、このような本当の家族ではない家族において功労者としてとことん貢献してこられたはず。その徹底ぶりはなかなか誰もが簡単には真似できません。
「そこまでやる必要はないですよ」と言われても、「属している限りは放っておけないし恩を返したい」といった感情でホスピタリティ精神を発揮して誰かの失敗をかばうようなケースも受け入れてこられたのではないでしょうか。本当にお疲れさまでした。
もともと質問者様は監督役とか管理者といった立場に白羽の矢が立ちやすい方。なんだかんだと責任感を発揮することを期待されがちですが、2022年を迎えると同時にこの傾向が一転しそうです。
自分に一番身近な人や場所をもっともっと大切にしたいという感情が10年に一度のレベルで大爆発します。これは質問者様にとっても息子様にとっても、プラスの方向への爆発ですので特大級になってもその点は安心してくださいね。
ぜひ自信をもって覚えておいていただきたいことがあります。それは、息子様にとっても母親の存在、つまり存在はこの時期に安心して喜怒哀楽を出せる必要不可欠な存在ということです。
もともと大変繊細で、本当に表にしたい言葉や態度を表にできる相手を慎重に選ぶ方。そこで誰よりも自信を持てる相手が質問者様なのです。
まずは、冷たいと感じる態度や言葉は質問者様への信頼の証拠と思ってください。特に新年のスタートの段階は、ぜひご自身が実現できなくて残念な思いをしたことの実現にトライしてみるのがお勧めです。一緒に目標を追う新年の始まりは、理想的な心の距離感の始まりにもつながるはず。
参考にしていただければ幸いです。