幼少期は父とは割と仲良く過ごしてきたけど、ある時期から暴言を吐かれることになったりして合わなくなり、母とは小さい頃から相性が合わず話をしてもほとんど交わることもなく今だにどうしても両親を受け入れられません。
そこそこ遠方なので電話連絡も距離を置いてます。父と母は前世では私とどういう関係だったのかふと気になり依頼して見ました。たまに向こうから電話連絡があると心臓がぎゅっと握られるような感覚になり苦しいです。(私は結婚しているので姓は結婚後の姓になってます)
相談者様、はじめまして!鑑定師の、潔(さやめ)と申します。
どうぞ宜しくお願いいたします。
ある時期から暴言を吐くようになってしまわれた、お父様。
そして、幼い頃から相性が合わず、殆どコミュニケーションを取らなかった、お母様。
遠方にお住まいの今でも、あまりご連絡される事無く距離を置かれているのですね。
そして今も、たまに向こうから連絡があると、心臓がギュッとなるような苦しい感覚に陥る。
強いジレンマを抱え続けていらっしゃるご様子に、私も胸が痛みます…。
そんなご両親と、前世でどのような関係性だったのか。
それについて、霊感タロットを用いて鑑定させて頂きました。
人間の前世とはいくつもありますが、今回視えた相談者様の前世は、海外…ヨーロッパのあたりだと思われます。
激しい戦争が行われていた時期…第一次世界大戦が背景にあると感じます。
前世での相談者様は、現世でのお父様と、ご夫婦だったと出ております。
前世のお父様は軍人で、それなりに階級も高く、家柄も良かったようです。
そして、前世のお父様のお家柄に釣り合うくらい、前世の相談者様のお家柄も良かったのです。
前世の相談者様と、前世のお父様は、お見合いを通じてご結婚なさりました。
家はとても裕福でしたが、前世のお父様は結婚というものを、家の都合上のものだとしか思っておらず、妻(前世の相談者様)への愛情は無かったようです。
そんな中でも前世の相談者様は、夫(前世のお父様)に対して一生懸命に尽くしました。
夫が冷たいのは、自分に何か非があるからに違いない。…そんな風に思って、夫の顔色を必死に伺い、妻として完璧な振る舞いをしました。
しかし夫は、そんな妻の愛情や献身に対し、感謝ひとつする事が無かったそうです。
不運なことに、お二人の間には子供が出来ず、それが益々夫婦関係を冷え込ませていたのです。
やがて夫は、愛人を作って家に呼び込み、愛人はまるで其処が自分の家であるかのように、我が物顔で振舞っていました。
そしてどうやらこの愛人が、現世での相談者様のお母様のようです。
愛人は妻に対し、苛烈な虐めを行った訳ではありませんでしたが、まるで存在が無いかのように無視していました。
愛人と夫の間には子供も生まれ、妻は家政婦のような扱いを受け、とても肩身が狭く辛い思いをして一生を過ごした…と、出ております。
妻は、50歳になるかならないかくらいのご年齢で、病で亡くなったようです。
病院の病室の中で独り、誰にも看取られずに亡くなったそうです。
亡くなる間際、妻はこう思いました。
「私があの人(夫)の妻ではなく、あの人たちの子供だったならば、幸せになれたのだろうか?」
その想いも一つの引き金となり、相談者様は現世のご両親のもとに生まれたようです。
どんな形でも構わないから、愛し合える家族となれる道があるのなら、今度こそ仲の良い家族になりたい。
前世の相談者様からは、そんな想いが伝わって来ました。
以上が、前世についての鑑定結果となります。
人間の魂というのは、同じグループで輪廻転生を繰り返す傾向があると、私は感じております。
前世で上手く行かなかった人間関係を、現世でもう一度やり直そうとする例は、実際にとても多いのです。
それで上手く行くパターンも無くはないのですが、魂というのは基本的に、生まれ変わっても性質はなかなか変わらない為、やはり上手く行かなかった…というケースの方が圧倒的に多いのです。
とても悲しいお話になってしまいましたが、魂は学び≠得る事が出来ます。
次に生まれ変わる時には、お父様やお母様とどのような関係性になりたいのか。どのような関係性なら望めるか…など、相談者様ご自身で考察してみてください。
それによって、来世でのお父様やお母様との関係性が変わるだけでなく、現世でのお父様やお母様との関わり方も変わってくるかもしれません。
きっと、ここでこのようなご相談をされたのは、前世のお話を通じて、今の相談者様のお気持ちを整理するべき時期に差し掛かった為だと思います。
今回のこのお話が、相談者様が抱えていらっしゃるジレンマに一石を投じ、お気持ちが楽になる方向へと繋がりますように。
今回の鑑定は、以上となります。
誠にありがとうございました。
相談者様のご多幸を、こころより祈念しております!
鑑定師・潔(さやめ)
休止中