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日記
天巫泰之
天巫泰之の日記
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11月09日「天巫泰之です。今回は星谷光洋の名前で出版しました、本の宣伝をさせていただきます」
『みんな頑張っています』 日付:2012-04-14
私が禁句にしている言葉は、「ガンバレ!」という言葉。
だってみんな頑張っているじゃないですか。
生きているだけで、充分すぎるくらい頑張っていると思います。

ホームレスの人たちも、引き籠もりをしている人も、仕事をしないで遊んでいる人も、決して幸せな気持ちで生活をしているわけではないと思います。みんな頑張っているんです。自分と戦い、ほかのさまざまなことと、一生懸命に格闘しているんです。

「三年寝太郎」という昔話があります。
三年間、食っちゃ寝、食っちゃ寝の太郎が、三年たったある日、村のために立ち上がり、英雄的なことをするという物語だったと思います。

働きアリの法則というのもあります。私はこの話が好きで、いままで十数回、あちこちで書いてきました。

「女王バチのために黙々と働く働きバチや、列を成して大きな荷物を運ぶアリたちを実際に観察すると、アリもハチもその7割はボーッとしており、約1割は一生働かないことがわかってきました。働かない蟻だけを別にして観察すると、また3割ほどの蟻だけが働きはじめ、働いている蟻だけを別にしても、またそのなかの3割だけが働き、あとの7割はぼーっとしているのです」

すべての蟻や蜂が活動的にしていけば、どんどん巣も大きくなり、ほかの蟻や蜂の負担も軽くなるでしょうが、そうしないのはなぜなのでしょう。
それは人間があくせく働きつづけて、今の社会と人の精神を歪んだものにしていったところに答があるような気がします。

蟻たちの法則は宇宙の法則だろうと思います。
それは人間社会にもあてはまると考えています。

生きることにだけ専念している生き物たちです。野生の生き物たちのすることに無駄な行為はありません。なにか「意味」があるにしろ、ないにしろ、7割のものはぼぅーとしていてよいのだと思います。
そしていつか、自分にお役がまわってきたら、三年寝太郎のように活動すればいいのです。

ずっとなにもしないでもいいんです。
生きているだけでいいんです。
ただそれだけで、いえ、生きているということがいちばん大切なんです。
生きているだけで、世界のためになっているんです。

「頑張るな」ただ、生きていて欲しい。(^^)v