過去世について、少しお話ししてみようと思います。

過去世でやり残したことや、後悔したことを、次の人生のテーマとしてもってくることがあります。

たとえ話で簡単に説明すると、

ある女性に大好きな人がいて、なんとかしてその人と一緒になりたいと思っているとします。
その女性には、遠い昔、ある地域の王様であった過去世がありました。その人生では、王様という立場から、好みの女性を数名娶っていました。

その王様は、人生を終えて、自分の人生をふりかえったとき、妻の内の1人が、実は自分との結婚を望んでおらず、幸せではなかったことがわかったのです。その女性には、夢と目標がありましたが、王様から見染められ、自分の意に反して、結婚するしかありませんでした。

王様は、相手の気持ちを考えずに、自分の一方的な想いだけで結婚し、その女性を不幸にしてしまったことを後悔しました。
そして、次の人生では、その部分をやり直すというテーマをもってきます。

次の人生では、女性として生まれてきました。
とても好きになった男性がいて、なんとか手に入れたいと思っています。
しかし、もう王様という立場でもなく、時代背景も違います。
一方的な想いで、結婚することはできません。

この人生で、「どうしても好きな人がいて、一緒になりたい」ということが悩みとなってしまいます。
しかし、それを解決するのは、相手をなんとか手にいれようとすることではなく、自分の気持ちと「相手の気持ちも尊重する」ということがテーマになっています。

それを実践していくと、不思議と相手との関係が良好になったり、別の良いご縁の方が現れるということがあります。

過去世のやり残したことから解決策を見つけられることもあるというお話です！