初めまして、裕美子です。大切なお嬢様についてお悩みでいらっしゃるということですね。

どなたでもご自身のお子様が人間関係について急に話をしなくなれば気になるものですが、まずはお嬢様との信頼関係についてはどうぞ自信をお持ちになってください。お嬢様にとって質問者様はなかなか周囲にストレートに伝えきれない想いを安心してぶつけられるかけがえのない存在だからです。

お嬢様はものすごく想像力が豊かな方。周囲の人がなんとなく感動するような場面を目の当たりにしたら、自然と涙がこぼれてその場面に自分を重ねがちな傾向があります。これは決してマイナスな一面ではなく、なかなか表情や言葉といった形で表にできない人の心模様に気づき、温かく寄り添えるというお優しさがあるからこそ。

周りのお友だちが気づいていなくてもちょっとした変化やこれから訪れるかもしれない難題に対しては、ご自身では意識しなくても無意識のうちに誰よりも速く、それでも的確に察知して今後の展開が少しでも良い方向へと進んでいけるようにと考えます。そこでもしも自分にとっての理想とは違うような展開になりそうでも、まずはこの展開を優先するはず。

どのような人間関係の中にあってもトラブルメーカーのような存在になることはまずありません。「あの子がいるとほっとするよね」と思ってるご友人はかなり多く、お友だち同士のもめ事の仲裁役としては誰よりも先に白羽の矢が立ちやすい存在です。

このような一面をお持ちのお嬢様にとっての今年の下半期は「自分らしさを取り戻す」がテーマになってきました。「私だって泣き言をぶちまけたいときもある」、「そろそろもう十分頑張って力になったでしょ」という感情が少しずつ大きくなり、「ちょっとほっといてほしい」という気持ちのスイッチが入ります。

今のお嬢様は誰かの相手ではなく自分の相手をするための心のゆとりを大切にしたい時期です。そして、自分の知らない世界を知りたいとう好奇心が大きくなりやすい時期。お嬢様から何か質問されたり新たな挑戦を言葉にされたら、ぜ無理のない範囲で構いませんので寄り添う姿勢を見せれば自然と今のご不安は解消されていきます。

孤立ではなく、人間関係についてご自身なりにプラスの学びの時期を迎えていらっしゃると思って、温かく見守ってさしあげてください。

参考になれば幸いです。

裕 美子